予防の重要性について

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予防歯科について

予防歯科について

歯科衛生士より

お口と体の健康を願う方へ

生涯にわたって食を楽しむためにできること。
それは必要な治療をしてお口の健康を取り戻したら
継続した定期メインテナンスをうけ、お口の健康を維持する事です。
『予防歯科』という言葉があたりまえのように使われるようになりましたが、初めて来院される患者さんのほとんどは程度の差はあるものの虫歯や歯周病の治療が必要な事が殆どです。
そうした治療を行った後 再発を防ぐための予防に移行します。
お口の中は無菌にはできませんが定期的なメインテナンスをおこなうことで高病原化しつつあるバイオフィルム(細菌のかたまり)を破壊して低病原性の状態、すなわち歯周組織との共生状態を保つ事が可能です。

《プロフェッショナル・ケア》
〜虫歯や歯周病によるトラブルの発症を人生をとおして予防したいとお考えの方に〜

プロフェッショナル・ケアとはどういうことをするのですか?

必要な処置を終えた方が健康な状態を維持するために定期的にうけていただくプログラム(システム)です。
こみやま歯科は開業時より患者の皆様と生涯にわたるお付き合いを前提として、予防的メインテナンスをプロフェッショナル・ケアとしておこなっています。

  1. 唾液検査システムを用いた
    唾液によるリスク評価
  2. データ管理システムによる一元管理 
    定期的な歯肉の検査やお口の規格写真などの資料管理
  3. パウダークリーニング機(2種)による
    非接触型のクリーニング

※ 2020年にプロフェッショナル・ケアのシステムを一新
患者の皆様のお口の状況について共有できるようになりました。
定期的に唾液検査によるリスクを把握し、健康が維持されているか検査で評価し、
低侵襲のクリーニングを行っています。
プロフェッショナル・ケアをおすすめする理由があります

  1. 健康なお口の状態を維持します
    1回の来院でお口全体のバイオフィルム
    (ピンク色に染出される虫歯菌・歯周病菌のかたまり)を積極的に破壊します。
    体の防御力と常在細菌との共生のバランスが崩れることで虫歯や歯周病は再発します。
    1年に1回リスク評価や歯肉の検査を行い健康な状態が維持されているか評価します。
  2. 全身の健康維持につながります
    歯周病で歯肉が腫れるということは持続した炎症が続いているということ。
    歯周病菌や細菌のつくり出す毒素も血流に放出されます。
    糖尿病・心内膜炎・誤えん性肺炎・早期低体重児出産
    など多くの全身疾患が歯周病と関係しています。
  3. 最新の非接触型の機器を使用します
    世界最新の予防の考え方は
    非接触型のクリーニングです。
    エアアブレージョンと言います。
    生涯にわたり繰り返されるクリーニングは
    低侵襲であるべきなのです。
  4. 気持ちのよい処置です
    細菌の塊であるバイオフィルムや
    ご自身では除去できない着色などの沈着物を
    除去しますのでお口の中がスッキリします。
    低侵襲の機器を使い分けます。
    痛くない処置です。
  5. ご自分の状況を知ることができます
    お口のデータをお渡しします。
    1年に1回を目安に唾液リスク評価や検査を行い、解りやすい検査結果や参考にしていただく資料をお渡しします。
  6. 変化があっても早目に対処できます
    拡大鏡を用いて注意深くお口の中をチェックします。
    歯周病は自覚症状がないままゆるやかに進行していきます。
    また、かみしめ・くいしばりなど力による変化はご自身では気づきにくいものです。
    患者さんのなかには経過をみている歯への処置の介入時期を見極めるきっかけになります。
  7. 年に3~4回の来院が目安です
    健康をとりもどしたお口でも
    3~6ヶ月位で元の悪玉菌優位の状態にあともどりします。
    プロフェッショナル・ケアでは1回の施術で増え始めた細菌を減らします。
    体力的に長時間の施術が辛いなど…
    お困りの事情がありましたらお申し出ください。
    状況にあわせた提案をさせていただきます。
  8. 結果的に経済的です
    トラブルが少なくなり 医療費が減り結果的に経済的です。
    痛みを覚えて来院されるときは患者さんが想像しているよりも悪化・進行していることが多いのです。

唾液によるリスク評価とは、どのようなことをするのですか?

唾液ケンサは口をお水ですすぐだけのとても簡単な検査です。
専用の分析器で検査し約5分で結果がでます。
(来院前 2時間は飲食せずお越しください)

測定結果によって直ちに病気の有無の診断ができるものではありませんが
唾液に含まれる様々な成分はお口の健康状態を反映しています。
定期的なお口の中の検査とあわせて実施するほか
ご希望がありましたら予防クリーニングの流れの中で受けていただくことが可能です。

⚫︎データ管理システム とはどのようなものですか?

当院では2020年より新たにデータ管理システムを導入しました。
予防クリーニングでは1年に1回を目安にお口の中の状態が安定して維持されているか?
検査等を行い評価します。
そして得られたデータを基に以後の戦略をたてています。

歯肉の検査や、お口の中の写真、唾液リスク評価の結果を一元管理して、
そのデータは以後の検査と比較することが可能となりました。
患者さんへはわかりやすい検査結果・参考にしていただく資料をお渡しします。
定期的な検査・評価を行うことで異変に早く気づくことができます。
患者さんによっては、歯科医師から将来的に処置をすべきと説明のあったことに対する介入の時期を見極める機会にもなります。

⚫︎非接触型のクリーニングとはどういうことですか?

う蝕や歯周病予防の最先端をゆくスウェーデンをはじめ世界最新の予防の考え方は非接触型クリーニングです。
超高齢社会の現代において、その歯は何年使うのか?と考えたときにできるだけ歯面に損傷を与えないことが重要となります。

歯面に傷があるとお口の中の細菌は素早くそこに生息し、
バイオフィルムはスピードアップされて形成されることになります
生涯にわたり何度も繰り返されるクリーニングは歯の表面に触らないのがベストなのです

非接触型のクリーニングのことを エアーアブレージョンといいます
専用の機器を用いて 水・パウダー・エアーを混合して歯面に噴霧することで
直接機械が歯面に触れずにバイオフィルムを破壊します

従来の回転器具では到達できない場所があったり振動による不快感がありますが
エアーアブレージョンでは快適なクリーニングを受けていただけます

お口の中に装着された材質(金属・セラミック・ジルコニアなど)への影響も考慮して
場合により他の機器を使用することもあります
そのような場合はこれまで同様、歯面へのダメージが最小限になるような機器や
プロフェッショナル・ケア用ペースト等を選択します

予防歯科について

こみやま歯科のプロフェッショナル・ケアのシステムはシンプルです
初回  1時間30分 検査を中心に行い
健康な状態が維持されているか評価します 唾液によるリスク評価
歯肉の検査など
お口の規格写真撮影
クリーニング ¥18,000~+税
2回目以降 1時間~

3ヶ月に1回目安 クリーニングや
歯質強化を中心に行います クリーニング
フッ化物塗布や
ミネラルペーストによる
歯質強化など ¥12,000~+税 1年に1回を目安に初回同様のメニューをおこないます ほかに、義歯の洗浄などのメニューがあります 異変がみられた場合は 改めて担当歯科医師の予約をおとりします

お口の中のトラブルの第一の要因は細菌によるものです。
定期的に細菌の塊であるバイオフィルム破壊を行い、患者の皆様の健康の獲得・維持・増進につなげていただきたいと考えています

予防歯科について